2006年07月02日

子供を生まなくてもいい国と、子供を生まない国

子供の頃、パキスタン難民の写真が雑誌や新聞によく出ていたのを見かけた。
難民の子供達は栄養出張でやせこけ、おなかだけが内臓があるのでぽっこりと出ている。
泥をすする子供の姿もあった。非常に悲惨な写真で子供心に衝撃的だった。

少し大人になった時に、またパキスタン難民の写真を見て思った。
「なんで貧しいのに子供を作るんだろう?」 素朴な疑問だった。
その疑問の答えは色々な人の話や本を読んで、一応は理解した。
経済支援も確かに必要だけど、ただ物を与えればいいという問題ではない。
教育や秩序といったサポートも必要である。
「みんな死んでいくから生むんだ」とある難民は言ったらしい。
屁理屈にも聞こえるが悲しい響きだ。

そのようなことを思うと、「少子化」と聞いて非常に皮肉な気持ちになる。
僕達はパキスタン難民と違い、教育も秩序ももらい受けている。
そして政府の少子化対策を聞いていると、難民支援のように「ただ物を与えればよい」という感じに聞こえてくる。
【コラム・断】心は痛むのです
このコラムを読んでもっともだと思った。
が、だからと言って少子化に歯止めをかける具体的な術は誰にもわからない。

ひょっとしたら。。
昭和の時代に使われていた言葉に「貧乏人の子だくさん」という言葉があったけど、この言葉の中に少子化問題を解く鍵があるような気がするのは僕だけかな。
posted by NoiZ at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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