だんごむし、みみずと答えることが出来たあなたはすごい。
この問題、常識から考えると、はっきり言っておかしいですよね。
小学校5年生の理科のテストの問題に以下のようなものがありました。
「次の三つのうち枯れ葉を食べる動物はどれでしょうか?」
ア) イナゴ
イ) だんごむし
ウ) うさぎ
答えは (イ)
確かに生物は「植物」「動物」と2分されますが(然るに昆虫も動物)、一般的には「動物」は「獣」のことを指しますよね。
日常生活で虫のことを「動物」だと言ってのける日本人は、まずいないでしょう。
これでは昆虫採集も動物採集と言う大人になってしまいますよ。
このように、子供の頃から何かにつけて「日本語をもとに意地悪」をされ続けているのです。
自動車免許の筆記試験然り、自動車の運転をする知識ではなく、関係のない「読解力」を求められています。俗に言う「ひっかけ問題」です。
「一方通行の道路から左折する場合には交差点の直前で左に寄らなければいけない」
答えは × (正解は「あらかじめ左に寄らなければいけない」)
小学校3年生の算数の問題
「紙を6人にくばったところ36枚くばりました。ひとり何枚くばったのでしょうか?」
という表現よりも、普通は
「36枚の紙を6人にくばりました。ひとり何枚づつになりましたでしょうか?」
こう表現しますよね。
言葉というものは「いかに相手にわかりやすいよう伝えるか」のほうが大切でしょ。
もしくは、誤解を生まないように伝えるのが普通なのでは。
いわゆる「表現力」の方が大切です。
「わざとわかりにくくして表現している」つまり、「意地悪」しているとしか言いようがありません。
「日本語ができない」のは、子供のころから「誤った表現手法」による、悪しき日本語につきあって嫌になるからだと思えてしかたがないのですが。
そして意地悪している張本人から「日本語が乱れてる。語学力が落ちている。」なんて言われ、たまったものじゃありません。
あなた達がもっと日本語を勉強しろと言いたくなります。
「ひっかけ問題」といった、性根腐った日本語を正して欲しいものです。
意地悪をして「読解力の向上を」という狙いがあるのなら、大きな間違いです。向上する前に大嫌いになりますよ。
何よりも、意地悪されることにより、ひとつの教科のみならず、すべての教科にやる気が失せてしまうのが一番の問題です。
「意地悪な日本語」により向上心の芽を摘んでしまうからです。
ゆとり教育が良い悪いという以前に、もうちょっと教育内容を考えて欲しいものです。
関連ソース
3+2×4=20?四則計算、小6の4割誤答
【主張】国語力再生 漢字制限の見直しが急務
2006年07月24日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/6401619
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/6401619
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
オレもすんごい、そう思うよ♪
やっぱり人とのつながりは表現力ですよね。
そして国際社会で生きるためには英会話。
子供の自殺やすぐにキレてしまう子供。
やはり、伝えたいことを伝えることができない「もどかしさ」からくるものだと思います。
ここでも「表現力の欠如」があるわけでして。
すべて教育が悪いというわけではないのですが、日本の教育とは乖離していますよね。
いかにもそのとぉりですよね。
これからも、カキコミきまぁす