情緒は問題点や観点といった「点」を線に結んで話を紡いでくれます。
「今日ゼリーもらって冷やしてあるから 一緒に食べようね」と彼女からのメール。
夏の情緒と、かわいらしさが伝わります。
「盗人に取り残されし窓の月」良寛
「寒いねと 話しかければ 寒いねと 返してくれる 人のいる暖かさ」俵万智
「藤棚の のれんをくぐれば 五月晴れ」NoiZ
先日検索で「佐野元春」と引いた時
「素敵なことは素敵だと無邪気に笑える心が好きさ」
と、歌詞のフレーズが書かれてあるブログがありました。(佐野元春:Someday)
このフレーズに敏感になれるのは日本人だからこそだと思います。
僕もこのフレーズ奥が深くて大好きで「裸の王様」にならぬようにと、未だに追求しています。
そんなふうに、誰に教えてもらったわけではないのに、日本人が持ち合わせている情緒。
そしてその情緒を持って人に接すれば「やさしさ」が伝わりますし、また情緒豊かな人はとてもやさしい人のような気配があります。
大げさかもしれませんが、「情緒」は日本が世界に誇るべき才能であり文化だと思います。
情景の描写が心情となる世界。僕は大好きです。
2006年08月09日
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