2006年08月26日

生物への尊重

僕は犬と暮らしている。僕は彼らを尊重している。
彼らの話す言葉の半分は意味はない。
でも一生懸命伝えようとしている。
だから僕も一生懸命聞いて理解しようと努めてる。
それが同じ家で一緒に暮らす者としての礼儀だ。

「気配を消した紫陽花に、来年もよろしくと願う君」 NoiZ
紫陽花も生えたければ生えてくる。
今が美しいからと言って、自然に逆らってまで残したいとは思わない。
それが紫陽花に対する尊重だ。散るも桜、咲くも桜。普通の人は自然に理解し尊重している。

そして虫も草も動物もみんな誇りを持って生きている。
人に生まれ変わりたいなど思ってもいないだろうし、己の不幸を呪うこともないだろう。
なぜなら、彼らは自殺などしない。ただ一生懸命生きようと努力しているだけだ。
だから尊重出来ることは尊重してあげなきゃ。
それが、地球で一緒に暮らしている者としての礼儀だと思う。

「子犬殺し」疑惑も浮上 子猫殺し騒動の直木賞作家、仏刑法に抵触?
自分以外のものを尊重できないやつはエゴイストだ。
人間が一番偉いなどと、うぬぼれているのかもしれない。
まるで自分を神だとでも思っているようだ。冒涜だ。はっきり言ってこんな人間はいらない。
きっとそんなやからが戦争を起こすのだろう。
posted by NoiZ at 07:03| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記
この記事へのコメント
 坂東眞砂子は「死」を実感することにより、「生」を改めて認識するとかぬかしてます。メメントモリ(死を思え)の発想は大切な考えてかたの一つですが、それで動物を殺していいという発想になるのは全くの筋違いですよね。
 偶然ですが、僕は最近ホラー小説の勉強始めてて、丁度参考文献として坂東の小説を読もうと思ってる矢先の出来事でした。坂東作品は結構好きだったのですが、今回の出来事で幻滅しましたよ(怒)
Posted by 中原 at 2006年08月27日 09:36
中原様
人とは違う発想と着眼点を持っているため「優れている」との評価になるのでしょうね。
それは人間として秀でているとはまったく別物ですよね。目の付け所が違うだけなのでしょう。
そこが怖いです。それこそ作品を受け入れている大衆とのギャップがホラーの世界のような薄気味悪さを感じ最低の気分でした。

以下、関係のないことですが。。
ホラー小説を勉強中ということで、日常生活にないものを表現するということは難しそうですね。
と、書いたところで、頭の中に恐怖について「?マーク」が浮かんだので、丸一日ずっと考えていました。
「恐怖」とは悲しみとか苦しみとかコントラストの濃いものではないし、不安の前ぶれを指すものなのか。
その不安とはいったい何か。なぜ、ムンクの「叫び」の絵が心の琴線に触れるのか。。
シュールレアリズムだという曖昧な表現は敗北だし。。と、やはり難しい。
日ごろ、すべての出来事や情景を浪漫としてつなげる目で見ているせいか、さっぱり言葉に出来ません。

今のところ言葉を作れていませんが、こうして思いも浮かばないことが、僕にとっての恐怖に通じているのかなと思いました。
日常生活の中で当たり前のことが、当たり前ではなくなった時に恐怖を感じるのかもしれません。

「破れた壁にめくり忘れたカレンダーいつもいつも8月15日」 夢路
カレンダーは破られるものであり、壁は破られることはないもの。
日常生活の中で起こりえないことが、戦争により起こりえるという「怖さ」を感じています。
Posted by NoiZ at 2006年08月27日 23:14
コメントありがとうございました。
戦争・・・日本にいると全然実感がわきませんが、ヒズボラーイスラエルのニュースを見ると本当に日常生活と戦争っていうものが背中合わせなんだと目が覚める思いになります。
戦争の原因・・・エゴ!エゴ!エゴ!!
打つ手なしですな・・・
Posted by yamatatsu at 2006年08月28日 22:11
yamatatsu様
エゴを宗教という隠れ蓑に使い政治利用すると決まって戦争が起きますよね。
ローマ帝国からの慣わしというべきか、人間の心までは進歩していないようです。
残された打つ手は宇宙人に攻めてもらうしかないのかな(^^;
Posted by NoiZ at 2006年08月28日 23:51
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子猫殺し
Excerpt: 直木賞作家が飼い猫の生んだ子猫をがけ下に投げ落として殺している。  仏領タヒチ島在住の直木賞作家、坂東眞砂子さん(48)が日本経済新聞に寄せたエッセーで、飼い猫が産んだ子
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Tracked: 2006-08-27 13:13