熱病にかかったようにチャットに「はまった」時期がありました。
とにかく、そこに行くと「仲間」がいる。そして毎晩、チャットの中では盛り上がり、とても楽しかったです。
それなのに、どんな会話をしていたのかよくおぼえていません。そして何に夢中になっていたのかもわかりません。
その当時の思い出は夜中にPCに向かう自分の姿だけで、チャット自体の思い出が見えてこないのです。
でも、オフ会でみんなと会った時、楽しかった思い出はあります。
やつは、こんな姿形をしていたのかと。笑
ようするに、行き着くところはやはり、姿形が見えないネットの世界よりも、ナマの世界のほうがずっと楽しいのです。
お酒を飲みながら、友人達と「そういえばあのときおまえはこんな顔して。。」などという楽しい思い出話しは、やはりナマの世界ならではで、ネット上ではありえません。
しかし、それが本末転倒して、ナマよりも仮想現実的なネットの世界にはまってしまうんですよね。
デスクトップを飾り立てている初心者に多いかと思いますが、目がさめるまで時間がかかるものです。
そう、時代はみなPC初心者でした。
だから、全員ネットの世界にはまってしまいました。そのような初心者背景が「2ちゃんねる」を生んだと言ってもいいかと思います。
それが現在に至って、Windows95が出てから10年以上過ぎ、全員が初心者から卒業して気づいてきたんですよね。「やっぱりナマだよね」ということに。
ネットは情報を「交換する場」であるわけですが、情報本来の「生かす場」ではないんですよね。
しかし、その情報交換だけが主たる目的となってしまっていた。
2チャンネルの終焉が近いのも、そのようなことに気がついてきたのだと思います。
時代はみな中級者に移ってきたのです。
余談
アナログの時代は今よりも文章に責任が持てました。
まず、インターネットに接続する前に文章を書き、そのあとでインターネットに接続。
「ピーピーガーガーブーブービー 接続しました。」というメッセージに胸躍らせていました。
そのような「間」があっため、冷静になる時間もあり一時的な感情で書いた文章などは、「やっぱりまずいな。やめておこう」と見直すことができたものです。
それが今では常時接続。感情はストレートに、思ったこともストレートに流してしまい、あとの祭りに。。
上級者になればきっとこういうこともなくなるかもしれませんね。
2006年09月25日
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